祝! テクノエイドみらい館 2002年10月18日10時 開館しました

どうぞ中へお入り下さい!
福祉産業学科は全国初の新学科です! 近畿福祉大学 http://www.kinwu.ac.jp/


テクノエイドみらい館」について



近畿福祉大学 福祉産業学科 教授
  繁成 剛


繁成 剛 教授

  急速な高齢社会の到来とともに、高齢者の介護を軽減する福祉用具へのニーズが
高まっています。また障害のある方が自立し、生活の質を高める補助器具(テクノエイ
ド)の重要性が社会的に認知されてきました。
 このような背景の中で本学のテクノエイドみらい館は福祉用具に関する情報提供と
技術伝達の研修センターとして次のような役割を担っています。

1. 教育の場 本学の学生が福祉用具とその活用法について体験的に学ぶ
2. 伝達の場 福祉用具を実際の生活に活かすための技術を伝達する講習会を
開催する
3. 交流の場 近隣地域の住民、学生、教師、ユーザー、施設職員、企業の開発
者が集い、情報や意見を交換する
4. 工夫の場 福祉用具を身体能力や目的に合わせて調整、加工し、必要に応じ
て工作工房で製作する
5. 探究の場 将来の福祉産業への可能性を探究する

  したがってテクノエイドみらい館は単なる福祉用具の展示場ではなく、日常生活の中
で福祉用具を活用した支援技術を修得するための施設と言えるでしょう。他に類を見
ない円形のドームの
1階は630uあり、ここを3つのゾーンに分けて最新の機器が展
示されます。まず入口から左手は「生活支援ゾーン」です。移動、入浴、トイレ、居室な
どのコーナーごとに生活をイメージしやすく、また試乗や体験がしやすい展示にしてい
ます。その奥が「健康支援のゾーン」です。ここでは各種の健康チェックや体力測定が
できます。健康を維持するために効果的な器具が展示されています。さらに健康や運
動に関する各種の相談に応じることもできます。入口から右側は「楽しむゾーン」です。
子ども向けの遊具だけでなく、高齢者や障害者が楽しむことができるスポーツ、レクリ
エーション用具、音楽療法やダイバージョナル(気晴らしの)セラピーのための器具など
がいつでも使えるように展示されています。

  中央は交流ゾーンで、来館者が休憩したり情報を交換するときに自由に使っていた
だけます。講習会がある時は100席の椅子を準備することも可能です。
その他にも入
り口正面には新製品のコーナーで毎月新しい製品が展示されます。情報検索のコーナ
ーでは、タッチパネル式を含めて4台のパソコンで必要な情報をいつでも調べることが
できます。もちろんすべてのパソコンはインターネットに常時接続しています。また、兵
庫県の福祉産業のコーナーでは県内の企業が工夫をこらして開発した福祉用具を展
示しています。

  2階は360°の回廊で、パネル展示コーナーになっています。1階に機器を展示して
いる企業の
PRポスターや製品紹介のパネルを展示しています。外はテラスになってお
り、大学のキャンパスや周囲の山々が見渡せます。

  みらい館北側の屋外には全長約50mの車いす試乗コースがあり、一般の歩道にあ
る段差、斜面、路面の状況が再現されています。車いすの体験学習や機種による性能
比較が常時できます。

  さらにその北には2棟の工作工房があります。木工や金属加工ができる各種電動工
具が揃っており、福祉用具をユーザーがより安全に使いやすくするための改良や調整
ができます。また要望があれば自助具などの簡単な福祉用具を製作するとき、あるい
は新しい製品を試作するときにこの工房を使います。

  以上の設備を本学の教育施設としてだけではなく、地域に開かれた福祉用具やそ
の支援技術の情報や技術を伝達する研修センターとして、活用していただきたいと考
えています。ひいては福祉産業の活性化に結びつくように努力する所存です。福祉や
福祉産業に携わっておられる皆様方のご理解とご協力を、今後ともよろしくお願いいた
します。

繁成 剛先生は、ひょうご福祉新産業研究会のメンバーです。